救急看護認定看護師 今井浩人

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私は28歳で看護師に転職しました。そのため、「なんで看護師になったの?」と質問されることがよくあります。そのとき私は「人と向かい合う仕事がしたかった。」と答えています。その理由として、私は以前に緩和ケア病棟を見学する機会があり、看護師と患者さんが密に向かい合い臨終を迎えるに至ったに場面に感銘を受けたからでした。私もそのときの看護師のように「あなたでよかった。」と言われる仕事がしたいと看護師を志しました。

私はICUで勤務して8年経過し、より多くの疾患の知識と看護を身につけたいと切望し救急看護の道を選択しました。救急の現場では、診断がされていない患者さんに対し予測性・迅速性をもって対応していく必要があります。また、初期治療の如何によって患者さんの状態や予後が大きく左右されます。その中で、医師・コメディカルと共にチーム一丸となって行う看護実践が救急看護の醍醐味であり、そして、同僚とともに質の高い救急看護を行っていくことが救急看護認定看護師の役割と考えています。

研修学校在学中には、先達の積み重ねから得られた知識や最新のエビデンスに触れ、今まで表面でしか捉えられていなかった知識を再認識し、そして、同じ志を持つ仲間と時には激しく衝突しながら自分自身と向き合うよい経験ができました。これらを臨床で活かしていきたいと思います。

また、当院の救急看護認定看護師は私で5人目となります。私にとってこのような恵まれた環境の中で先輩方から多くのことを吸収し、初志貫徹できるように励んでいきたいと思います。

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