当院について

JCI認証

国際的な医療機能評価(JCI)の認証を更新しました

当院は、平成30年3月に初回認証を取得(東海3県初)しました。3年ごとの更新が必要とされ、今回、令和5年9月25日~9月29日の5日間にわたり、Joint Commission International(以下、JCI)から4名の審査員を迎え、当院の医療の質と安全に対する活動がJCIの認定基準に合致しているかについて審査を受け、認証を更新することができました。

当院のホスピタルミッションのひとつは「 医療の質と安全とサービスでトップレベルの病院」を目指すことです。国際水準の医療が提供できていることを確認するうえでも、JCIの更新は必須でした。

3回目のJCI認証の取得により、現在の当院の医療の質と安全が世界レベルであることが証明されました。今後さらにレベルアップした患者安全対策を実践していくとともに、患者さんの安心・安全を最優先に考え、医療の質の向上を目指した継続的な活動を推進してまいります。

JCIとは

JCI(Joint Commission International)は、アメリカの医療分野における第三者評価機関「The Joint Commission」の国際部門として1994年に設立された非営利組織です。「患者安全」と「医療の質向上」を継続的に促進する組織を醸成することを目的としています。JCI認証は、全世界で1000以上の施設、日本国内では、亀田総合病院、聖路加国際病院、聖隷浜松病院、倉敷中央病院、三井記念病院などの30施設が取得している、医療機能評価の国際基準です(2023年12月現在)。

JCIホームページ(外部サイトへ移動します)

患者さんの安全を守るために、JCIの基準に基づいた取り組みをおこなっています。

JCI基準1,200項目の中から代表的なものを紹介します。

■患者さん間違いを防ぐために2つの方法で確認します

患者さんに「氏名(フルネーム)」と「生年月日」の2つを言っていただき患者確認をおこなっています。
これにより患者誤認を防止し、医療の安全につなげます。当院スタッフが場面ごとにフルネームと生年月日をお聞きしますが、ご協力をお願いいたします。

■患者さんの転倒・転落を予防します

外来では、転倒転落の恐れのある患者さんには黄色ファイルをお持ちいただいております。職員が意識して観察したりお声がけをさせていただきます。
入院患者さんには、アセスメント・スコアシートを用い評価します。踵のある滑らない靴の着用をお願いしています。

■手指衛生を徹底します

患者さんに触れる前後や清潔操作の前など、WHOのガイドラインを遵守し手指衛生をおこなっています。

■手術や処置・検査の前に、手術や処置の方法・部位の確認をおこないます

手術、侵襲的処置の前には関係するスタッフ全員で手を止めて、患者氏名・左右を含む術式および部位などを確認します。

■医療者間のコミュニケーションをより確実な手段を用いておこないます

医療者間の引継ぎは共通ツールに沿って記録し、受け手は復唱することで、コミュニケーションエラーを予防します。

■ハイアラート薬(厳重管理が必要な薬剤)を安全に管理・使用します

ハイアラート薬による薬物治療を安全に管理しています。
ハイアラート薬については、保管場所を区別し、施錠管理しています。