当院について

陥没乳頭手術は保険適応です

陥没乳頭は乳頭が乳輪下に陥没している状態で、乳房の発育とともに明らかになってきます。美容的に問題があるだけではなく、授乳ができない、陥没部に皮膚の分泌物が溜まり乳腺炎になりやすいという問題もあります。

指でつまみ出すと簡単に乳頭が出てくる程度の軽度なものであれば、吸引器を使った治療で治ることがあります。つまみ出すことができない場合や、保存的治療を数ヶ月続けても改善がみられないときには手術が必要です。

手術は局所麻酔で行い、約30分で終了します。授乳機能を残しながら乳頭を突出させ形を整えます。乳管周囲のひきつれた組織を切離して乳頭を引き出します。乳頭の両側から2枚の真皮弁を引き寄せて縫合し、つり橋状にします。その上に乳頭を載せるような形にして再陥没を防ぎます。手術の傷跡は目立ちません。

授乳障害がある陥没乳頭の手術には健康保険が適用されます。両側の陥没乳頭を手術した場合の費用は約5万円です。

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