がん診療推進センター

多発性骨髄腫

診療科名:血液・腫瘍内科

集学的治療の実施状況

多発性骨髄腫の診療は、適確な診断、化学療法を主体とする薬物療法、放射線療法からなる集学的治療である。診断には血液検査、生化学検査、尿検査、骨髄検査、病理診断、全身骨のレントゲン写真が必須であり、当院では血液・腫瘍内科、検査部、病理部、放射線科、整形外科、腎臓内科による綿密な連携医療により迅速かつ適正な診断がなされている。また、治療に当たっては、血液・腫瘍内科が中心となり放射線科、整形外科、腎臓内科、看護部などとの綿密な連携により、化学療法、分子標的療法、放射線療法による抗腫瘍療法に加え、骨症状に対する治療、透析などの補助治療が集学的に実施され、良好な治療成績を収めている。

準じているガイドライン名 応用治療を実施している場合はその治療内容

多発性骨髄腫は近年の新薬登場により、治療選択肢が増加しており、「造血器診療ガイドライン」や「National Comprehensive Cancer Network (NCCN) guildeline」に準じた、国際的にも標準的な治療法を実施している。例えば、高齢初発例には従来の標準的治療であったメルファランとプレドニソロン併用療法に分子標的薬であるボルテゾミブを追加したMPB療法、若年初発例に対してはボルテゾミブ+デキサメサゾン併用療法に引き続いた大量シクロフォスファミド療法および自家末梢血幹細胞移植併用の大量化学療法、再発例にはボルテゾミブ療法、レナリドマイド療法、サリドマイド療法などを実施している。 標準的治療法が存在しない難治性の骨髄腫に対しては、JCOG-LSGの臨床試験や、新薬の開発治験を患者さんへの詳細な説明と同意を実行した上で、実施している。

治療実績

治療 2011年度 2012年度 2013年度 2014年度
サレド療法 4 9 12 10
レブラミド療法 9 10 11 20
BD療法 17 14 11 15
自家末梢血幹細胞移植 5 2 0 3