皮膚がん

診療科名:皮膚科

集学的治療の実施状況

基底細胞がん・有棘細胞がん・悪性黒色腫等の皮膚がんに対し、皮膚生検にて確定診断を行った後にそのステージングにより手術による観血的治療、放射線治療、化学療法をそれぞれ行う。複数の治療法を併用して行うことが通常であるが、表皮内がんの場合は切除のみが主体であり、遠隔転移を認めた状態での発見の場合は手術療法が不能な場合も有り、その際は化学療法、放射線療法が行われるが上記の治療の実行についてはご本人およびご家族のご意向が優先されるため十分なインフォームドコンセントをした上で決定されるものとする。末期医療に関しては疼痛緩和が主体となる。

準じているガイドライン名 応用治療を実施している場合はその治療内容

日本皮膚悪性腫瘍学会の皮膚悪性腫瘍取り扱い規約に準じて各種皮膚がんの診断、ステージングを行い、リンパ節生検等も必要に応じて行うが、これらはあくまで患者さんおよびご家族との合意の上で行われるものとする。

治療実績

診断名 治療内容 2021年度 2022年度
ボーエン病 皮膚悪性腫瘍切除術 13 26
基底細胞がん 皮膚悪性腫瘍切除術 20 21
有棘細胞がん 皮膚悪性腫瘍切除術 21 12
その他 皮膚悪性腫瘍切除術 3 3