◎ 最新型トモセラピー『ラディザクト』特集ページはこちら。
放射線治療は「手術療法」、「薬物療法(抗がん剤治療)」と並び、
がん治療の主力となっています。体の外から病巣に向けて放射線を照射することによりがん細胞を攻撃して治療します。比較的体への負担が少なく、臓器を温存できる利点もあり、根治的な治療から症状緩和の治療まで幅広く行われています。高齢であることや合併症などの問題で、手術が困難な方に対する代替治療としての役割も担っています。
当院では2006年に愛知県下で初めてトモセラピーを導入しており、長年にわたり強度変調放射線治療・定位放射線治療を行っており、経験豊かな医療スタッフがそろっています。
さらに、最新型トモセラピー『Radixact(ラディザクト)』を新たに導入して、最新の治療を行っております。中部地方では初となる、呼吸で移動する腫瘍を追尾して治療するシンクロニーという機能を搭載しています。最新型トモセラピー『ラディザクト』特集ページはこちら。
従来の放射線治療では、正常細胞もがん細胞と同様に放射線があたるため、副作用が問題になるケースや十分に放射線治療が行えないケースがありました。 トモセラピーでは強度変調放射線治療と呼ばれる手法により、病変部へ放射線を集中させると同時に正常組織への影響を抑えることが可能となっています。 毎回トモセラピー自体でCT撮影を行い、正確な位置照合をしてから治療を行うため、精度の高い治療が可能です。
定位放射線治療とは、病変部にピンポイント的に高い線量の放射線を集中的に当てることで、副作用を低減しながら、高い治療効果を得ることができる治療法です。治療期間が短く、比較的短期間で治療が終了します。
主にリニアックを用いた症状緩和目的の緩和的放射線治療も積極的に行っており、紹介患者さんの治療もうけたまわっております。地域医療連携室よりご予約ください。
*それぞれの治療の実際の適応については放射線治療医が診察して判断します。
Radixact(ラディザクト) 1台(Accuray社)
汎用型リニアックCLINAC 21-EX 1台(Varian社)
*小線源治療装置は2016年度をもちまして廃棄となりました。小線源治療が必要な方は近隣施設(名古屋市立大学病院等)へご紹介いたします。