国内救護

当院の国内救護の取り組み

救援救護センターについて

当地で災害が起きたときに、愛知県の災害拠点病院として災害救護の第一線にたち、大勢の傷病者を受け入れる役割があります。名古屋市は南海トラフ地震に関わる地震防災対策強化地域にも指定されており、入念な防災対策が求められます。そこで、当院では新たに、平成26年、災害対策室と事業継続マネージメント(BCM)室から成る「救援救護センター」を開設しました。 災害危機管理の重要性を院内外にわかりやすく示すため、常設の組織を作り、当地での大規模災害を想定し、突発的な災害リスクに備えるための救援救護センターです。

平時の備え

多数傷病者受入れ訓練の実施

病院独自の訓練として、当地が被災地となる想定下での多数傷病者受入訓練を毎年実施しています。
災害時における地域医療の最後の砦として機能するため、すべての職員が全力で臨みます。

CBRNE災害対応訓練の実施

地震等災害に限らず、化学剤や生物兵器など人為的に誘発される災害にも対応するため、専門的知識と手技を学ぶための機会を年に1回設定しています。 CBRNE =化学剤、生物兵器、放射性物質、核およびこれらに付随する爆発等のそれぞれの英訳頭文字をとった災害総称です。

各種院外訓練・研修への参加

救護班のスキルアップのため、自治体や公的機関が実施する各種訓練に積極的に参加しています。
これは医療活動の側面以上に、関係する機関と合同で訓練を実施・展開することで平時から良好な関係を築き、災害時にも円滑な対応がとれるようにしておくための素地を作る、という重要な要素を含んでいます。

有事活動

当院では大正3年の開設以来、国内で起きた様々な災害の救援活動を行ってきました。 今後もいかなる有事の際にも、災害拠点病院としての救援活動ができるよう、しっかりと役割を担っていきます。

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