看護部

病棟・部門紹介 第二病棟

脳卒中センター(2病棟5階)

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私たちの病棟は、脳卒中センター(SCU)と一般病棟の2つに分かれています。

SCUでは脳卒中術後や人工呼吸器管理など重症な患者から、看取りまで様々な患者の看護を行っています。一般病棟では、救急病棟から状態が落ち着いた患者の転入を受けたり、脳卒中に限らず、様々な疾患の患者の看護を行っています。

急性期では患者の病状が変わりやすいため、急変を起こさないよう、幅広い知識とアセスメント力で異常の早期発見に努めることが重要です。入退院も多く忙しい病棟ではありますが、その中でも患者との関わりを大切にしています。

また、集中治療と同時に早期リハビリテーションを行っており、医師やリハビリスタッフなど他職種と連携しながら、患者の回復に向けた看護を行っています。

1年目看護師から看護学生さんへ
救急病棟では状態が不安定な患者さんが元気になりADLが拡大したり、看取りの患者さんの家族が受容できるよう関わり、穏やかにお見送りができた様子を見るとやりがいを感じます。また、絶えず入院を受け入れる役割もあるため患者さんとの関わりが短期間になってしまうことも多いですが、コミュニケーションがとれるようになったり笑顔を見ることができたときにもやりがいを感じます。

大変なことや辛いこともありますが、新人教育担当の先輩やプリセプターの先輩が親身になり支えてくれています。勤務は基本的にPNSで患者さんを受け持っているため、先輩に相談しながら知識・技術の習得をすることができます。定期的に先輩看護師や医師からの勉強会も開催されており、自由に参加し知識の向上に努めることができます。

脳が苦手だと思っていた私たち1年目も勉強しながら知識をつけ、今では少しずつ知識が活かせるようになってきています。苦手でも大丈夫です!一緒に勉強しながら働きましょう!

HCU(救急治療センター)(2病棟4階)

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HCU(救急治療センター)では、24時間体制で救急患者の受け入れをしています。心不全や肺炎、消化管出血、交通外傷などの急性期疾患を主に、全科の小児からご高齢の方まで幅広い方々を対象に看護をしています。
看護体制はPNS体制であり、リフレクションを充実させ、先輩も後輩もお互いに「いいね」「ありがとう」を常に言い合えるチーム作りをしています。 また、急変させない看護を目標とし、各科勉強会やシミュレーションを行うなど、看護師教育も充実しています。

新人の声
・ユニットで急性期を看護している先輩がかっこいいと思うから、自分もそういう看護師になりたい
・スタッフ間の協力体制がすごいなと感じる
・新人もベテランも関係なく勉強熱心
・新人の目標に対して不足していることは、先輩がしっかり声をかけてくれて一緒に取り組んでくれる

ICU・CCU

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ICUに入院している患者さんは、モニターや人工呼吸器、いくつもの医療機器に囲まれています。ときには心肺補助装置や透析機械を使用して、懸命に生きようとされている患者さんもいらっしゃいます。そのような患者さんに対し、私たちICUの看護師は薬剤を正確に投与し、1-2時間おきの尿量や換気量の測定や、疼痛の評価・観察を行うなど、多くの緻密で細かい作業を行っています。ひとつひとつのことを確実に行うことはとても大変なことですが、そのひとつひとつの看護が患者さんの明日の命へつながっていることを実感しています。

また、日常生活援助では、「人工呼吸器がついているから話せない」、「点滴がたくさんあるから起き上がれない」、「食べられない」、「眠れない」、「不安だ」といった多くの課題があります。私たちは、これらの課題に対し「重症患者さんだから困難だ」と考えるのではなく、人として享受すべき当然の日常生活を、可能な限り看護の力で支え、寄り添っていきたいと考えています。常駐する麻酔科・循環器内科の医師や管理栄養士・病棟薬剤師・リハビリなどコメディカルスタッフの皆さんと協力しながら、チームで力を合わせて患者さんの看護を行っています。

スタッフの声
ICUでは心臓血管外科術後や救急患者など集中治療領域の学ぶべき課題が多くありますが、実践経験を通して得られた学びは、何ものにも代えがたい大きな財産となりました。

手術室

当院手術室は、ロボット支援下手術やハイブリッド手術室を使用した先進的な医療だけでなく、高度急性期病院として365日24時間安全で高度な手術治療を提供しています。16の診療科の手術に対応しており、手術件数は昨年度約8000件です。診療科医師、麻酔科医師、看護師、診療看護師、臨床工学技士、臨床検査技師、放射線技師などの多職種がそれぞれの役割を果たし協働して質の高いチーム医療を行っています。

手術室は器材や器具を熟知し、手術の場面に合わせて対応できる知識・判断力など専門性・特殊性の高いスキルが求められます。そのため、先輩看護師や麻酔科医師、各診療科医師による勉強会を定期的に開催し、知識と技術の習熟に努めています。

看護学生さんへのメッセージ
患者さんにとって手術を受けることは人生の一大イベントです。手術を受ける患者さんのためにチーム一丸となって専門性の高い看護を提供してみませんか?

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放射線科

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放射線外来では、画像診断センター、CT室、MRI検査室、血管撮影室、核医学検査室、高度放射線治療センターにおいて、放射線技師、各科の診療医師と共に、質の高いチーム医療を行っています。

確定診断前の心身に不安のある患者と家族、確定診断後の検査・処置・治療を受ける患者・家族を対象に、不安の軽減や苦痛の緩和に務めています。また、安全・確実に検査・処置・治療を行うことで、安心と信頼が得られるよう、日々業務に当たっています。

そのために放射線科看護師は、数ある検査・処置・治療の内容を熟知し、今までの看護経験の中で培った技術・知識をフル活用し、判断する能力、専門性を養っています。がん放射線療法認定看護師や経験豊富な看護師が多く配属されており、急変時のシミュレーションの実施や各種勉強会を通して、個々のスキルアップにも取り組んでおります。

救急外来

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当院のERは救急車受け入れ台数が全国トップクラスです。

救急外来を受診される方は、どんな状態でしょうか。突然痛くなった、苦しくなった、我慢できない、不安だ、様々な思いで来院されます。苦痛を抱える患者や家族に寄り添い、それを緩和するにはどうしたらよいか、一生懸命考えます。私たち救急外来看護師の強みは、様々な視点で観察できる力を持っている事です。予測性・ 準備性・ 即応性は、救急外来看護師に求められる事ですが、多角的な観察力をもって対応できるよう弛まぬ努力をしています。

認定看護師や専門看護師を含む経験豊富な看護師が多く所属しているので、分からないことや気になることなど、気軽に質問できる環境です。

また、救急外来には医師や看護師だけでなく様々な職種のスタッフが働いています。普段からスタッフ間でよく話をします。相手を知ることでチーム力が高まり、切迫した環境でも円滑なコミュニケーションが取れるようになります。人と人とのつながりを大事にしている救急外来は、とても働きやすい場所だと思います。ぜひ私たちの仲間に加わりませんか?

心よりお待ちしています。