クオリティ・インディケーター

8.生活習慣に関連する指標

8.1 糖尿病患者におけるHbA1c検査実施率

2014年度
91.7%
分子:12か月以内にHbA1cを2回以上測定している患者数(最低91日間離れていること)(2,398)
100%
分母:糖尿病の薬物治療を施行されている患者数(2,615) (過去1年間に糖尿病治療薬が外来で合計90日以上処方されている患者)

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8-1 HbA1cは採血時から主に過去1、2ヶ月間の平均血糖値を反映し糖尿病の診断に用いられるとともにと血糖コントロール状態の指標となります。肝硬変罹患時、貧血からの回復期、血糖の平均値が急速に変化した時などHbA1cが必ずしも血糖の平均値を反映しないこともありますが、一般的にHbA1cの測定は糖尿病の治療を行う上でほぼ必須といえます。測定間隔は患者さんの状態により異なりますが、最低でも半年に一回程度は必要と考えられます。当院でも投薬が必要な程度の患者さんにはほとんど1年に二回以上測定されています。されていない患者さんは上記のようなHbA1cが血糖コントロールの指標にならない方がほとんどと考えられます。

8.2 糖尿病患者の血糖コントロール

8.2.1 糖尿病患者の血糖コントロール(HbA1c(NGSP)<7.0%)

2014年度
55.3%
分子:HbA1cが7.0(NGSP)未満の患者(213人)
100%
分母:病名開始日から6か月(180日)以上経過してHbA1cを測定している患者(385人)

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HbA1cは採血時から主に過去1、2ヶ月間の平均血糖値を反映し、血糖コントロール状態の指標となります。患者さんの血糖コントロール目標は患者さんの状態により異なり、2013年6月からは目標別の血糖コントロール目標としてのHbA1cがきまりました。これによると糖尿病による合併症予防を目標としたHbA1cの目標は7.0%未満、治療強化が困難な際の目標は8.0%未満、そして低血糖などの副作用なく達成可能な場合は6.0%未満とされています。当科は連携病院からコントロールの良くない患者さんをご紹介いただいて良くなるとお返しすることを原則にしています。平成26年度における糖尿病内分泌内科の逆紹介率は128.2%でした。初診時しばらくは非常にコントロールが悪い患者さんが改善すれば数ヶ月で元の連携病院にお返しする事が多い事、6ヶ月以上当院に長期通院される患者さんは悪性疾患等で厳しいコントロールがふさわしくない場合も多い事、またコントロールの比較的良好な患者さんは他科で診療を受けている事も多くコントロールが困難な患者さんが当科で診療を受けている事等を考慮に入れ、ある程度コントロールが落ち着いたと考えられる初診後6ヶ月以上経過した患者さんで HbA1cをみてみると平均としては適切にコントロールされていると言えます。

8.2.2 糖尿病患者の血糖コントロール(HbA1c(NGSP)<6.5%)

2014年度
34.3%
分子:HbA1cが6.5(NGSP)未満の患者(132人)
100%
分母:病名開始日から6か月(180日)以上経過してHbA1cを測定している患者(385人)

*2011年度の値に関しては、JDS値が6.1未満の患者で算出しています。
・JDS(6.1)=NGSP(6.5)

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HbA1cは採血時から主に過去1、2ヶ月間の平均血糖値を反映し、血糖コントロール状態の指標となります。2012年3月31日まで日常臨床で使用されていたJDS値による血糖コントロール指標としては日本糖尿病学会では5.8% 未満が「優」、6.5%未満が「良」、7.0%未満が「可」の中で「不十分」、8.0%未満が「可」の中で「不良」とされていました。しかし患者さんの血糖コントロール目標は患者さんの状態により異なり、2013年6月からは目標別の血糖コントロール目標としてのHbA1cがきまりました。これによると糖尿病による合併症予防を目標としたHbA1cの目標は7.0%未満、治療強化が困難な際の目標は8.0%未満、そして低血糖などの副作用なく達成可能な場合は6.0%未満とされています。当科は連携病院からコントロールの良くない患者さんをご紹介いただいて良くなるとお返しすることを原則にしています。平成26年度における糖尿病内分泌内科の逆紹介率は128.2%でした。初診時しばらくは非常にコントロールが悪い患者さんが改善すれば数ヶ月で元の連携病院にお返しする事が多い事、6ヶ月以上当院に長期通院される患者さんは悪性疾患等で厳しいコントロールがふさわしくない場合も多い事、またコントロールの比較的良好な患者さんは他科で診療を受けている事も多くコントロールが困難な患者さんが当科で診療を受けている事等を考慮に入れ、ある程度コントロールが落ち着いたと考えられる初診後6ヶ月以上経過した患者さんで HbA1cをみてみると、平均としては適切にコントロールされていると言えます。昨年度より低下していますがこれはおそらく逆紹介率の上昇(即ちコントロールが改善して紹介医にお返しする事が増えた事)を反映しているとおもわれます。

8.3 甲状腺疾患患者のエコー施行実施率

2014年度
82.4%
分子:内分泌内科で確定診断された甲状腺疾患患者の中で、診断日の1ヶ月前、もしくは診断後1年以内に甲状腺エコーが実施された患者数(666)
100%
分母:内分泌内科で甲状腺疾患と診断された患者数(808)

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8-3 甲状腺エコーは甲状腺診療における基本的な検査です。甲状腺機能亢進症、機能低下症等の機能異常、甲状腺の炎症、腫瘍など甲状腺疾患のほとんどの診断・治療に欠かせません。また甲状腺穿刺吸引細胞診は甲状腺腫瘍の診断(癌か癌でないか、また、腫瘍なのか炎症なのか)にほぼ必須の検査です。
当院における2014年度の甲状腺エコー施行件数は1,769件 穿刺吸引細胞診施行件数は538件でした。
また、糖尿病内分泌内科で甲状腺疾患と診断された患者さんにおける甲状腺エコー実施率は、82.4%でした。既に糖尿病内分泌内科へ紹介となる前に詳細なエコー検査がなされていたり、全身状態が悪い事に伴う甲状腺機能異常等、エコー検査が必要ない場合もありますので事実上必要な患者さんにはほとんどエコーが実施されていると考えてよいと思われます。