私が取得した資格は糖尿病看護認定看護師です。
看護師になって3年目から現在の病棟に配属され、糖尿病の患者さんに携わることになりました。糖尿病患者さんの大半は糖尿病を抱えながら別の病気を併せ持つことが多いです。がんを患い手術が必要であったり、糖尿病の合併症でもある大血管障害を併せ持ち治療を必要とする患者さんに多く出会います。血糖コントロールが悪いと、治療に悪影響となるため、血糖コントロールをしながら糖尿病の教育を受けて頂いています。命に直結する状態を抱えながら入院する患者さんも多く、そういった患者さんへの関わりの難しさを感じます。
糖尿病とともに生きる患者さんとの関わりは病棟だけではなく、糖尿病教室では様々な企画を通し患者さんと関わっています。当院の糖尿病教室の歴史は30年以上になります。様々な企画を行い、患者さんに糖尿病を知ってもらい、自己の生活を振り返り、明日からの生活のヒントとして考えてもらえるように、また、いつでも支援ができる体制であることを知ってもらえるように企画を考えています。医師、薬剤師、管理栄養士、臨床検査技師、MSW、看護師、作業療法士、視能訓練士といった多岐に渡るコメディカルが集結し、運営している糖尿病教室に携わり、患者指導だけでなく、様々な場面で人のつながりや絆を感じながら日々患者さんと向き合っています。
患者さんに何を伝えたいのかだけでなく、どう伝わっているのかを考えながら、一人一人の患者さんとの関わりを大切に看護を行っていきたいと思っています。