内視鏡外科院内技術認定制度

当院では消化器外科、呼吸器外科、泌尿器科などを中心として多くの内視鏡外科手術が行われており、この地域の中でも内視鏡外科手術の分野で先進した施設です。内視鏡外科手術は患者さんに対してやさしい手術ですが、決して“簡単な手術”ではありません。大きくお腹や胸を開ける手術に比べ視野が狭く、器具の扱いなどに関して高度の技術や知識が必要になります。そこで内視鏡外科手術をより安全に施行するために、2008年に当院独自の内視鏡外科院内技術認定制度を発足させました。この制度は院内で内視鏡外科手術にたずさわる医師全員を対象とし、内視鏡外科の基礎知識の講義、基本技術の習得を行うことによって、より安全な手術の確立を目指すことを目的としています。

基礎知識の講義内容としては、日本内視鏡外科学会技術認定医による内視鏡外科手術に必要な手術手技・手術合併症についての講義、麻酔専門医による内視鏡外科手術の麻酔の特殊性や人体への影響についての講義、臨床工学士による内視鏡外科手術に使用する器械の説明などがあり、講義に続いて理解度確認のためのペーパー試験を行います。手術手技の習得のためには、模擬手術装置による基本手術手技の練習と実技試験をおこないます。これらの試験に合格した医師に、認定証を発行し、院内で内視鏡外科を執刀するためには認定証が必要とされます。2008年の発足以来毎年開催され、2013年までに合計61名の医師に認定証を発行しています。