当院について

腎がんに対するロボット支援下腎部分切除術

ロボット手術により腎血流遮断時間が大幅に短縮されました

2016年4月から腎がん癌に対するロボット手術が保険適用が認められました。

StageⅠ (腫瘍径7cmまで)の腎細胞癌に対する手術として、腫瘍のみを切除して腎臓の機能を温存することを目的とする腎部分切除術は標準術式とされています。腫瘍の切除は腎血流を一時的に遮断して行いますが、術後の腎機能保持の観点から腫瘍切除中の腎血流遮断時間を短くする必要があります。通常の腹腔鏡下腎部分切除術では手術手技の難易度が高く、腎血流遮断時間が延長することが少なくありませんでした。ロボット補助下腹腔鏡手術の導入により鉗子の操作性、精密性が向上し腫瘍切除および腎実質縫合が容易となり腎血流遮断時間が大幅に短縮されました。

当院でも早期から導入し、2016年11月に特掲診療料の施設基準を取得しています。