老化とともに上まぶたの皮膚が垂れ下がってくると、元々はっきりしていた二重の幅が狭くなり奥二重や一重に見えるようになってきます。さらに進行して目にかぶさってくると、物が見づらくなってうっとうしさを感じるようになります。視野が妨げられるようになると無意識に額の筋肉を使って眉毛を持ち上げるようになるため、額の皺が増えます。
眉毛のすぐ下の皮膚を長さ数センチ、幅数ミリ切除して縫合し、まぶたのたるみを上へ引き上げる方法です。
局所麻酔で行います。手術時間はおおよそ30分です。手術後5~7日目に抜糸します。
術後のまぶたの腫れが少ないので早い社会復帰が可能です。本来の眼の印象を損なわない、きわめて自然な外観に仕上がるのが特徴です。単純に余っている皮膚を切除するだけのシンプルで安全な手術です。
この方法の欠点は、眉毛の下縁に沿った傷跡が残ることです。はじめの3ヵ月間は傷跡が少し赤くなりますが、女性の場合は抜糸後からメイクで隠せます。通常は術後3~6ヶ月たてば目立たなくなります。
この手術には健康保険が適用されません。形成外科でご相談ください。