治験とは

治験とは

ヘルシンキ宣言を遵守して倫理的、科学的に治験を実施しています。
人における試験を一般に「臨床試験」といいますが、「くすりの候補」を用いて国の承認を得るための成績を集める臨床試験は、特に「治験」と呼ばれています。実際にその病気にかかっている患者さんの協力を得て、くすりの有効性と安全性を確認する試験です。
治験依頼者(製薬会社等)は病院に依頼して、「くすりの候補」が、患者さんの病気に適しているかどうかを調べます。
その結果を厚生労働省に提出し、そこで審査を受けて承認されれば、「くすり(医薬品)」として正式に認められ、他の患者さんにも広く使用してもらうことができます。
治験は病院で行われます。
治験を行う病院は、「医薬品の臨床試験の実施の基準に関する省令」という規則に定められた要件を満足する病院だけが選ばれます。
その病院の要件とは以下のようなものがあります。

・医療設備が充分に整っていること。
・責任を持って治験を実施する医師、看護師、薬剤師等がそろっていること。
・治験の内容を審査する委員会(治験審査委員会)を利用できること。
・緊急の場合は直ちに必要な治療、処置が行えること。

治験に関するお問い合わせ先
日本赤十字社愛知医療センター名古屋第二病院
臨床研究推進センター
TEL:052-832-1121(代表)