皮膚科では、皮膚・皮下に生じた疾患全般を扱っています。皮膚科医師3名で外来通院患者、入院患者を診療しています。接触皮膚炎、虫刺傷、アトピー性皮膚炎などの皮膚炎群、じんましん、多形紅斑、尋常性乾癬などの炎症性角化症、皮膚の細菌・真菌感染症、日光角化症や有棘細胞癌や基底細胞癌などの皮膚悪性腫瘍腫瘍、強皮症やベーチェット病などの膠原病と膠原病類縁疾患、尋常性天疱瘡や水疱性類天疱瘡などの水疱症、熱傷潰瘍などの疾患を診療しています。膠原病など皮膚症状を生じるものの全身性の疾患は、内科と連携して診療を行っています。表面からの肉眼での診察でわかりにくいものは、ダーモスコピーなどの拡大鏡を用いた検査や、皮膚に麻酔をして皮膚を採取する皮膚病理検査、皮膚の真菌感染症や疥癬などの寄生虫などは角質や皮膚表層を採取して顕微鏡で検査することを行っています。尋常性乾癬の治療として生物学的製剤を用いた方法も行っています。重症例や悪性度の高い皮膚癌など集学的治療が必要な疾患に対しては、名古屋市立大学皮膚科と連携をして診療をしています。
当科が対応する患者さんの主な症状
・皮疹
・手術、高度な治療、他科との連携、入院治療等が必要な皮膚症状
主な対応疾患とその標準的な治療法
アトピー性皮膚炎
・外用
・光線療法(医療用紫外線照射により皮膚炎症状を抑えます)
・シクロスポリン内服(免疫抑制薬にて皮膚炎症状を抑えます)
じんま疹
抗アレルギー薬内服(じんま疹を抑えるお薬を服用します)
薬疹
原因薬剤を中止し、症状が強い場合はステロイド治療を行います
水疱症
ステロイド投与中心に治療を行います
皮膚良性腫瘍
手術にて切除します
基底細胞がん
手術にて切除します
ボーエン病(表皮内がん)
手術にて切除します
帯状疱疹
抗ウイルス薬投与、疼痛が強い場合はペインチームと協力して治療を行います
役職名 氏 名 |
資 格 取得年 |
主な専門領域 | 資 格 |
皮膚科副部長 鳥山 えりか |
平成18年 | 皮膚科一般 | 日本皮膚科学会専門医、医学博士 |
常勤嘱託医師 真柄 梓 |
平成29年 | 皮膚科一般 | |
常勤嘱託医師(専攻医) 鍋嶋 伸浩 |
令和2年 |
ご紹介いただいた患者さんを、なるべくお待たせしないように努めていますが、その日の混み具合でかなりお待たせしてしまうことがあります。できる限り病診連携による事前予約をご利用いただき、患者さんの待ち時間短縮にご協力いただけますようにお願いいたします。先生方からご紹介いただいた患者さんを通院入院での検査・治療をし、状態が落ち着いた患者さんは逆紹介でお戻しするようにしています。