◇外来で対応する症候は、原因不明の発熱(古典的不明熱)、浮腫、体重減少、貧血、リンパ節腫脹などです。外来では研修医教育のための教育外来を行っております。
◇一部の大学病院の総合診療科のように、どんな症状であれひとまずは診察をして、どこかの専門診療科に振り分けるという役割はしておりません。
◇当院での健康診断は、ベルギー王国入国ビザ申請用の健康診断のみ行っております。
※2023年2月27日から当面休止します
◇入院診療では、不明熱(古典的不明熱)、尿路感染症(単純性)、伝染性単核球症、その他複雑な病態などに対応しています。
◇2022年7月より、リウマチ・膠原病診療は行っておりません。
当科が対応する患者さんの主な症状
・発熱のみ(それ以外の症状がない)
・浮腫
・体重減少
・貧血
主な対応疾患とその標準的な治療法
急性腎盂腎炎
培養結果をもとに、適切な抗菌薬を選択して細菌感染症の治療を行います
不明熱(長期間・発熱のみ)
解熱に努めながら、原因検索を行います
伝染性単核球症
解熱に努めながら、肝機能異常や脾腫の経過を観察します
痛風・偽痛風
関節炎の痛みの軽減に努めます。痛風の場合は、尿酸値の改善も検討します
鉄欠乏性貧血
おもに女性に起こる貧血であり、鉄補充などを行います
役職名 氏 名 |
資 格 取得年 |
主な専門領域 | 資 格 |
総合内科副部長 吉見 祐輔 |
平成18年 | 内科、総合診療 | 日本内科学会総合内科専門医・認定内科医、日本プライマリ・ケア連合学会指導医・認定医 |
我が国の急速な高齢化社会の進行とともにあるひとつの臓器に問題がある場合よりも、いくつもの病気を抱えている患者さんが増えてきており、総合診療や総合内科のニーズは年々高まってきております。発熱の患者さんのご紹介に関しては、適切な抗菌薬使用を進めるうえでご紹介後の診療に活かしていきたいと思いますので、ぜひとも血液培養を採取していただくことを切に願います。ご紹介にあたっては、当科の診療内容を適切にご理解いただき、患者さんにお伝えいただけると幸いです。