東海地方の内分泌代謝疾患診療における中核病院の一つであり、糖尿病等の代謝疾患から下垂体、甲状腺、副腎、膵、副甲状腺等の内分泌疾患まで幅広い疾患の診療を行っています。糖尿病については各職種からなる糖尿病教室スタッフを中心に患者教育を行い、教育入院の他、院外に開放された糖尿病教室、「糖尿病の集い」等、地域への啓発にも貢献しています。治療は内服薬に加えGLP1製剤治療、ポンプによるCSIIにも力をいれており、持続血糖測定(CGMS)も積極的に利用しています。また移植外科において膵移植も可能です。内分泌疾患に対しては各種負荷試験の他CT、MR、各種シンチグラム、甲状腺エコー、穿刺吸引細胞診に加え放射線科との協力により副腎静脈サンプリング、膵SASI等による各種ホルモン産生腫瘍の部位診断、また外来での131Iを用いたバセドウ病に対する内照射療法、甲状腺がんに対するアブレーションも可能です。
当科が対応する患者さんの主な症状
・喉が渇く
・トイレに行く回数が増えた
・血糖値が高い・低いと言われた
・コレステロールや中性脂肪の値が高いと言われた
・動悸や息切れがある
・体重が減ってきた
・肥満である
主な対応疾患とその標準的な治療法
糖尿病
食事・運動療法、内服・インスリン治療(生活を見直し、有効な糖尿病薬を用いて治療を行います)
脂質異常症・高尿酸血症
食事・運動療法、内服治療(生活を見直し、有効な脂質・尿酸降下薬を用いて治療を行います)
甲状腺疾患
内服・放射線・手術治療(ホルモン値の異常や腫瘍を認める場合、病状に応じた治療を行います)
副腎疾患
内服・手術治療(ホルモン値の異常や腫瘍を認める場合、病状に応じた治療を行います)
下垂体疾患
内服・手術治療(ホルモン値の異常や腫瘍を認める場合、病状に応じた治療を行います)
顔写真 | 役職名 氏 名 |
資 格 取得年 |
主な専門領域 | 資 格 |
糖尿病・内分泌内科部長 東 慶成 |
平成18年 | 内分泌、糖尿病、甲状腺 | 医学博士、日本内科学会認定医・総合内科専門医、日本内分泌学会内分泌代謝科指導医・専門医、日本甲状腺学会専門医、日本糖尿病学会研修指導医・専門医、名古屋市小児慢性特定疾病指定医・難病指定医 | |
第一病院総合支援部長 佐藤 哲彦 |
平成3年 | 糖尿病・内分泌代謝、腎臓・腎不全、膵移植・腎移植、透析アクセス | 医学博士、日本内科学会総合内科専門医・認定医、日本糖尿病学会研修指導医・専門医、日本内分泌学会内分泌代謝科(内科)専門医・指導医・評議員、日本甲状腺学会専門医、日本腎臓学会腎臓専門医、日本臨床腎移植学会腎移植専門医、日本透析医学会指導医・透析専門医、日本透析アクセス医学会VA血管内治療認定医、日本骨粗鬆症学会認定医、日本移植学会移植認定医、日本医師会認定産業医、名古屋市小児慢性特定疾病指定医 |
役職名 氏 名 |
資 格 取得年 |
主な専門領域 | 資 格 |
医 長 大曽根 親文 |
平成20年 | 内分泌、糖尿病 | 医学博士、日本内科学会総合内科専門医・認定内科医、日本糖尿病学会糖尿病専門医、日本内分泌学会内分泌代謝科(内科)専門医、日本終末期ケア協会終末期ケア専門士、名古屋市小児慢性特定疾病指定医・難病指定医、日本医師会認定産業医 |
医師 橡谷 昌佳 |
平成21年 | 医学博士、日本糖尿病学会専門医、日本内分泌学会内分泌代謝科(内科)専門医、日本内科学会総合内科専門医 | |
医 師 岡﨑 美香子 |
平成25年 | 内分泌内科、糖尿病 | 日本内分泌学会内分泌代謝科(内科)専門医、日本糖尿病学会専門医、日本内科学会認定内科医、日本甲状腺学会専門医、難病指定医 |
常勤嘱託医師(専攻医) 上田 健太郎 |
令和2年 |
いつも当科の診療にご協力いただき深く感謝しております。厚労省の2012年の統計でも「糖尿病が強く疑われる人」の数はまだ増え続けています。この増え続ける患者さんのすべてに適切な治療を提供するには地域の先生方のご協力が不可欠です。糖尿病地域連携パスも含めますます先生方との連携を深めていきたいと考えております。また内分泌疾患に関しては、自分で内分泌疾患に気づく患者さんはほとんどおらず、先生方の日常診療の中で見つけていただく事が大部分です。少しでも気になる事がありましたら気軽にご相談ください。