日本赤十字社愛知医療センター名古屋第二病院 紛争犠牲者支援

赤十字の誕生以来、その活動の中心となってきたのは武力紛争犠牲者の保護と支援です。この活動を担っているのが赤十字国際委員会(ICRC)です。ICRCは、紛争が続いている国や地域、また難民や国内避難民が発生している各地に代表部を置き、政府や各国赤十字・赤新月社、国際赤十字・赤新月社連盟などと協力しながら、紛争犠牲者の保護と支援、武力紛争によって離散した家族への支援、捕虜、被拘束者の訪問、国際人道法の普及と実践などの活動を行っています。日本赤十字社愛知医療センター名古屋第二病院は今日まで、アフガニスタンの地域病院支援、南スーダンやパキスタン北部の紛争犠牲者支援、中東地域における保健医療支援等に職員を派遣してきました。

©国際赤十字

MESSAGE

副院長兼看護部長 伊藤明子

紛争地域におもいやりの種をまこう!
紛争地域というと「怖いところ」とイメージする方が多いかもしれません。しかしそこには皆さんと同じように、日常的な生活をしながら懸命に生きている人々がいます。しかし紛争による貧困と終わりの見えない紛争により、人々は傷つき尊い「いのち」が失われています。赤十字国際委員会(ICRC)の一員として紛争地域に身をおき、様々な活動を行う私の原動力となっているのは、紛争地でたくましく生きる人々の姿と優しい笑顔です。ICRCにしかできない中立の立場で活動をすることの意義と魅力が、今もなお私を紛争地へと向かわせています。