パレスチナ赤新月社医療支援の現場から

パレスチナ赤新月社医療支援の現場から

日本赤十字社は2018年4月より、レバノン国内でパレスチナ赤新月社が運営する合計5つの病院を対象に、医療サービスの質向上を図る支援を実施しています。レバノンは1948年イスラエル建国に伴うパレスチナ難民の流入に加え、2011年シリア危機によるシリア難民の流入を受け、人口に占める難民の数が世界で最も多い国です(約4人に1人)*。特にレバノンに住むパレスチナ難民は、レバノンの一般の生活レベルと比較して劣悪な環境下で暮らしていると言われています。こうした難民のいのちと健康を守るべく、日赤は継続的に医療スタッフを派遣し、パレスチナ赤と協働しながら活動しています。

現在、昨年11月より現地で活動している当院菅原看護師長からメッセージをいただきました。

菅原直子看護師長からのメッセージ

バルサム病院救急外来のスタッフと尾北医師(大阪赤十字病院)、菅原看護師長(名古屋第二赤十字病院)

昨年12月から、日赤支援先病院の3つ目にあたるバルサム病院での活動を始めました。同病院はレバノン南部ティール市のラシディパレスチナ難民キャンプ内にあります。小規模病院(27床)ですが、全ての科の患者さんを24時間体制で受け入れています。重症患者さんを高額な医療費の負担が必要となるキャンプ外の病院に転送している現状を改善し、患者さんの負担を減らしたいというバルサム病院職員の願いをかなえられるように、共に奮闘中です。

日赤はレバノン国内にある5つのパレスチナ赤新月社の病院を順次支援していく予定です。

 

【日本赤十字社 中東人道危機救援事業】

http://www.jrc.or.jp/activity/international/results/140926_002627.html

*参考:https://www.unhcr.org/globaltrends2018/