救命救急センターは、厚生労働省による充実段階評価でS評価を受けました。

厚生労働省による令和4年の救命救急センターの充実段階評価において、当院は4年連続で、最も評価の高いS評価を受けました。全国300ヶ所(愛知県24ヶ所)ある救命救急センターのうち、令和4年にS評価とされたのは86ヶ所(愛知県4ヶ所)でした。

厚生労働省は救命救急センターに対し、重篤な救急患者を常に必ず受け入れるよう求めていますが、その実現のためには、診療水準のみならず、病院運営の体制整備が欠かせません。こうした体制整備について、厚生労働省は毎年、45項目にわたる現状調査を実施、調査の結果を点数化し、4段階(S, A, B, C)で評価しています。

令和4年、名古屋市消防局では、救急車出動件数が過去最高の14万件を超えており、この10年で1.5倍になっています。ますます救急車の受け入れ体制を充実させていく必要があると考えており、そのためにも、充分な体制整備に注力していく必要があります。

当院の救急車受入台数は全国随一(令和4年は11,632台を受け入れ全国第6位、愛知県第2位)ですが、今後も引き続き、救急部門の充実に力を入れていく所存です。