厚生労働省が全国の救急医療体制の強化を図る目的で実施している令和3年の充実段階評価において、当院の救命救急センターが最も評価が高いS評価を受けました。この評価は毎年実施されており、令和3年の評価で3年連続のS評価です。全国298ヶ所(愛知県24ヶ所)の救命救急センターのうち、このたびのS評価とされたのは96ヶ所(愛知県4ヶ所)でした。
厚生労働省は救命救急センターに対し、重篤な救急患者を常に必ず受け入れるよう求めていますが、その実現のためには、診療水準のみならず、病院運営の体制整備が欠かせません。こうした体制整備について、厚生労働省は毎年、45項目にわたる現状調査を実施し、4段階(S, A, B, C)で評価しています。
コロナ禍が続き、新規陽性患者数の増加の度に救急搬送困難について大きく報道される昨今、行政からのこうした評価は、スピード感を持って病院運営の改善に資するよう取り入れていくことが重要であると考えています。
当院の救急車受入台数は全国随一(令和3年は10,224台を受け入れ全国第7位、愛知県第2位)ですが、今後も引き続き、救急部門の更なる充実に力を入れていく所存です。