
私たちの病棟は、COVID-19の患者さんを受け入れています。
子どもさんや妊産婦、高齢者の方までのあらゆる状況にある患者さんの対応を行っています。
新しい感染症が、全世界を脅威にさらしてから1年以上が経過しました。その中で、未知のウィルスへの対応がわかっていき、医療の変化とともに看護も変化しています。また、対応するメンバーも交替しながら対応し、感染防御、呼吸ケア急変時の対応などの勉強会を行いながら、必要な知識、技術が高まるよう日々努めています。
スタッフの年代も様々ですが、先輩・後輩を問わずチームで協力して、よりよい看護を提供できるよう取り組んでいます。また、医師・多職種との信頼関係も築き、笑顔があふれる病棟です。
腎臓病総合医療センター(3病棟8階)は腎臓病に特化した病棟です。腎臓内科、移植外科、内分泌外科、皮膚科、形成外科を扱う混合病棟です。
腎臓内科では腎疾患を持つ患者さんに対し、腎臓の機能を低下させないための教育入院や血液透析の導入など腎疾患の治療をしています。
BPC透析室と連携し、シャントの管理や透析導入後の生活指導を行っています。また、退院後も継続して透析が行えるように地域の透析施設と連携を図っています。さらに、慢性腎臓病相談外来や腹膜透析外来と病棟の一元化を行い、学会資格を取得した看護師が主体となって活躍しています。
移植外科では年間100件前後の腎移植を行っています。100件というのは、全国の中でもトップクラスの数であり、あらゆる地域から患者さんが集まるだけでなく、移植医療の技術を学ぶために医師もやってきています。
腎移植をする患者さんは検査や手術時に入院しています。術前からの内服管理、治療に必要な知識を伝えたり、手術後には水分、内服の管理、感染予防など退院に向けての指導を行っています。退院後も、外来で継続して治療を受けられています。このように、腎臓病の治療を受ける患者さんの術前から周手術期、その後の外来フォローまで、腎臓病総合医療センターの医師をはじめ、移植コーディネーター、薬剤師、看護師、栄養士、臨床工学技師、検査技師、臨床心理士などがチームとなって連携をとりながら活動しています。
腎臓病の患者さんへのケアには、退院後を見据えた看護を行うことが必要となるため、患者さんの理解力や家族背景までアセスメントして介入するように努めています。そのため平日には曜日別でカンファレンスを開き、医師や栄養士などの多職種と患者さんについて話し合いをしています。
現在はコロナ禍で親睦を深める機会を設けることができませんが、例年ですと腎臓病総合センター全体での新人歓迎会や忘年会があります。忘年会では、くじ引き大会や先生が仮装をするなどして盛り上がります。また、病棟内でも医師と合同のバーベキューやお花見なども行っています。このような会に参加することで看護師や医師など皆が親睦を深めています。
私たちの病棟は、泌尿器科と呼吸器内科の混合病棟です。看護師と看護事務、看護助手合わせて約40人が所属しています。
泌尿器科では主に膀胱や腎臓、前立腺などの腫瘍や、尿管の結石などで手術を受ける患者さんが多く入院されています。手術支援ロボット(da Vinciサージカルシステム)を使った手術をする場合もあります。回腸導管や尿管皮膚瘻などの膀胱を摘出して尿路変向術を受ける患者さんも多く、ストーマの管理方法などを皮膚排泄ケア認定看護師(WOC)と相談しながら指導を行っています。また、尿道留置カテーテルを出来るだけ早く抜去し、抜去後の尿失禁や尿閉などで困っている患者さんの為にアドバイスをする排尿ケアチームも院内で活動しています。
呼吸器内科では主に肺炎、閉塞性肺疾患、気胸、肺の腫瘍などの患者さんが多く、酸素療法や投薬治療、胸腔ドレナージなどの治療を行っています。肺結核専用の病床も有ります。
混合病棟のため、様々な患者さんに対応できるよう院内研修受講や自己学習をしながら、日々頑張っています。
この病棟は、一般消化器外科の病棟です。患者さんの多くは大腸疾患・直腸疾患・胃疾患・肝胆膵疾患の方で、私たちは周手術期の看護を展開しています。
術前の患者さんは手術に対する不安を抱えているため、私たちは、その不安の表出ができるように精神的サポートや手術のオリエンテーションに力を入れています。また、術後は、術後合併症の予防や早期発見が重要です。看護ケアの質が保てるよう新人看護師は、先輩の指導の下で、根拠に基づいた観察やアセスメントができるように努めています。
この病棟で働く中で、人の命に関わることでうれしいと思ったり、励まされたりする反面、厳しさや責任の重さを感じることがあります。入職後看護師は研修や実践の中で学びながら、患者さん、ご家族との関わりの中で、自律してできる看護技術は増え、たくさんのことを経験することができています。課題はありますが、日々学習し患者さんにとって安全・安楽なよりよい看護が提供できるように努力しています。
看護学生さんへのメッセージ
「怖い先輩がいたらどうしよう…」
「SNSじゃ愚痴だらけで…大丈夫かなぁ…」
3-5なら大丈夫!愉快で優しいスタッフが皆さまを待っています!冗談を言いあって緊張をほぐすのも、とっても大事なことです。話しやすい、相談しやすい、だからこそ、いざという時の結束力も強く、安心して働ける病棟です!(自画自賛!)
3病棟5階の脳神経センターは、脳梗塞や脳出血などの脳血管疾患、パーキンソン病などの神経疾患の患者さんを対象とした病棟です。手術やリハビリテーションを経て回復していく患者さんへのケアは、看護の醍醐味に溢れていて、沢山の学びを得られます。
在宅や地域医療と密接な3-5は、退院後の患者さんとご家族の「これから」を形作る、大切な場所です。そんな大切な場所を作るのは、他ならぬ私たち病棟スタッフ。患者さんはこの場所の雰囲気を、温度を、繊細に感じ取ります。患者さんにとって、私たちスタッフにとってより良い場所を、一緒に作っていきましょう!
私たちの病棟は整形外科病棟です。手術件数は1日3~5件あり、手術の種類は頚椎・胸椎・腰椎・股関節・膝関節の手術が多いです。整形外科病棟では平日は毎日手術を受ける患者がいます。そのため、手術を受ける患者の手術出し、手術から帰室した患者の術後のバイタルサイン測定、疼痛、知覚などの観察をするなど、周手術期看護の実践を行っています。
看護学生さんへのメッセージ
学生時代に学んだ麻酔や手術侵襲の影響、周手術期の看護などの知識が役に立っています。整形外科ならではの牽引療法や創外固定なども学ぶことができます。また、整形外科は入院から退院までの流れが早いため、患者の状態変化に合わせた看護が大切であることや、年齢層が幅広いため、それぞれの年齢にあった関わり方や看護を学ぶことができます。そして、患者の多くは状態がよくなって退院、転院をするため、患者がよくなっていく過程を身近で見て感じられることが整形外科看護のやりがいに繋がっています。
私たちの病棟は、眼科や耳鼻咽喉科、歯科口腔外科、総合内科を主科とする混合病棟ですが、地域の病院や診療所との連携システムにより病床の提供をしているため様々な疾患の患者さんが入院されます。白内障や抜歯などの手術を目的に短期での入退院が多く、クリティカルパスを活用し、患者が安全に治療を受けられるように看護しています。
悪性疾患の患者さんは手術療法、放射線療法、(化学療法)などを目的に入院されます。時には終末期の患者さんも入院されるため、症状緩和を目的としたケアを行い、その人らしい最期が送れるように医師や緩和ケアチーム、退院支援、MSW等と連携し調整を行っています。
そのなかで、信頼関係の構築や精神的サポートによって、患者さんの入院生活に対する不安を少しでも取り除くことができるように心がけています。また、フロア内に日帰り治療センターを併設し、心臓カテーテル検査、除細動、眼科手術、神経根ブロック、抜歯など入院を要せず実施可能な検査・手術に伴う看護を行っています。
看護学生さんへのメッセージ
私は入職して2年目ですが、入職時は清潔ケアやナースコール対応、耳鼻咽喉科や眼科の回診に付くことから始まり、眼科手術患者の担当、夏頃には夜勤、秋頃には受け持ち業務も行うようになります。毎日緊張と不安の中で、思うようにいかず落ち込むこともたくさんありましたが、先輩方の丁寧なご指導や、患者さんとの関わりから、多くのことを学ぶことができ、充実した日々を送っています。まだまだ知識・技術共に未熟ですが、患者さんひとりひとりに寄り添い、より良い看護を提供できるようにこれからも努力していきたいと思っています。ぜひ一緒に働きましょう。