
小児病棟は、入院で治療や検査の必要がある15歳未満のすべての小児が対象です。入院中の子どもと、その家族が安心して入院生活を送り、治療を受けることができるよう、多職種と連携しながら看護を実践しています。そのため、子ども達が安心して過ごせるように、保育士と協働して、四季に合わせた病棟の飾り付けや、季節行事を行っています。
突然の入院となることも多いため、家族の思いに寄り添い、それぞれの声を大切に精神的サポートを行いながら、家族を含めた看護を心がけ、子どもの成長・発達に合わせて、子どもの権利を尊重した看護を行っています。入院していた子どもとその家族が笑顔で元気に退院される姿に、私たちは小児看護のやりがいを感じています。子どもの笑顔を見ると、自然とスタッフも笑顔になり、笑顔の絶えない明るい病棟です。
私たちの病棟は、全室個室の混合病棟です。患者さんは、急性期、亜急性期、リハビリ期、慢性期、ターミナル期、小児科から高齢者までと様々で、治療、検査を必要とするほぼ全科の個室希望者が入院されています。
私たちは、患者さんに安心、安全な入院生活をしていただくために、疾患や看護の知識を幅広く学び、医師、薬剤師、栄養士、リハビリ技師、退院支援看護師、3Dチーム等と共に患者カンファレンスを行って、よりよい看護の提供ができるように努めています。
また、化学療法、緩和療法の患者さんも入院されるため、がん看護についての学びも深めることができます。
幅広くて大変と心配になるかもしれませんが、ペア看護師と共に看護業務を行い、患者対応や看護ケアなど先輩看護師から学び、チームワークよく働いています。
私たちの病棟は、消化器内科・総合内科の混合病棟です。
消化器内科は、食道や胃・大腸などの消化管だけでなく、肝臓や膵臓など対象臓器が多く治療も多岐にわたり、内視鏡や血管造影などの検査・治療から、がんの終末期まで、様々な病状の患者さんが入院されています。総合内科では、不明熱や膠原病など複合的な内科疾患を持つ患者さんが入院されています。患者さんの年齢層も、青年期から超高齢患者さんまで幅広く、個別性を大切にした看護を行っています。また、内視鏡センターと消化器内科外来と一元化しており、看護実践能力に合わせて、病棟以外の業務を経験でき、消化器疾患の患者さんを、外来から検査・入院・治療・退院まで、総合的に看護実践できる病棟です。看護師スタッフは20~30代が多く、子育て中のスタッフもおり、みんな元気に笑顔で温かく看護を行っています。
看護学生さんへ
消化器疾患のエキスパートを目指して、ぜひ私たちと一緒に働いてみませんか?
![]() 病棟 |
![]() 内視鏡センター |
![]() ふれあい祭り |
私たちの病棟は、消化器内科・脳神経内科・脳神経外科を中心とした混合病棟です。内視鏡検査、終末期の患者さんなど、入院目的は様々です。必要な疾患や看護ケアの知識が幅広く、大変に感じることもありますが、多くの知識や技術を身につけられる環境であると思います。高齢の患者さんが多く、様々な基礎疾患をもつ患者さんも多いです。入院によって生活や療養環境を見直さなければならないこともあります。そのため、退院後も患者さんやご家族が安心して過ごせるよう、日頃から退院後を見据えた看護を心がけています。また、毎週多職種でカンファレンスを行い、患者さんの情報を共有し、今後の目標や方針を相談しています。さまざまな視点から患者さんを見るチーム医療の大切さを感じるとともに、患者さんを生活者として見る力が身に付いていると思います。
看護学生さんへ
スタッフ間のチームワークがよく、やりがいのあるこの病棟で、一緒に働いてみませんか。
私たちの病棟は産婦人科、乳腺外科を中心とした女性混合病棟です。
周産期、周手術期、終末期など様々な状態にある方が入院され、女性の性やライフサイクルについて深く学ぶことのできる病棟です。疾患や看護ケアの多くの知識や技術を身につけることができるため、とてもやりがいを感じています。
医師、薬剤師、栄養士、リハビリスタッフ、退院支援スタッフの方々と毎日カンファレンスを行っています。カンファレンスでは各職種が患者さんの情報を共有し、それぞれの役割の中でできることを提案し、今後の目標や方向性を決めています。このように他職種と連携をとることで、様々な視点から患者さんをみることができ、チーム医療の大切さを日々実感しています。周産期看護についても、産科病棟スタッフとの協力体制のもと、知識・技術を習得すべく日々研鑽し、楽しく働いています。
![]() 産科医師の診察介助の場面 |
![]() 事務職員との申し送り場面 |
![]() 乳腺外科医との多職種カンファレンス |
血液・腫瘍内科・糖尿病内分泌内科の混合病棟です。
血液・腫瘍内科では、全科の入院化学療法を行う患者さんが入院されます。特に血液疾患の治療は長期に渡ります。副作用のセルフケア指導や心のケアを行い、治療継続できるよう支援しています。
糖尿病内分泌内科では、教育入院の患者さんが多くみえます。患者さんの生活習慣や病気に対する思いを確認し、退院後の生活の改善につながるような関わりを心がけています。病棟には認定看護師が多数在籍し、専門的なケアを学ぶことが出来ます。
また、外来化学療法センターや内分泌外来と一元化しており、入院中から通院治療まで継続して関わり支援しています。
看護体制はPNSを採用しています。ペアを組んで看護を行うことでいつでも相談しやすい環境があり、年数に関係なくお互いのいいところを吸収しながら看護を提供することができます。
私たちの病棟は、循環器疾患を患った患者さんが多い病棟です。
当病棟では、主に狭心症、心筋梗塞や不整脈に対する心臓カテーテル前後の管理や心臓リハビリテーションを実施しています。循環器疾患の看護は、心機能や循環動態の安定を確認しながらリハビリテーションを行うと共に、退院後の生活を考えた生活指導や服薬、食事指導を実施する必要があります。退院後の生活や再発予防に対する看護を模索することは看護職としてやりがいを感じることができる場面です。外来と病棟は一元化しており、外来から入院、退院後外来への切れ目のない継続した看護が提供できるのも当病棟の魅力の一つだと考えています。
苦手意識を持つ看護師が多い心電図ですが、先輩看護師による勉強会を定期的に開催しているので、1年も経たないうちに問題なく判読できるようになります。
循環器疾患は生命に直結する疾患であり、時には急変も起こりますが、患者さんの小さな変化を察知し、急変させない看護ができるように日々頑張っています。
私たちの病棟では心臓血管外科・循環器内科を主科としています。
心臓血管外科では、大動脈解離に対する大動脈置換術や冠動脈バイパス術や弁置換術の患者さんが入院されています。循環器内科では、心不全、狭心症や心筋梗塞のカテーテル治療、心内膜炎等の患者さんが入院されています。
PNSの看護体制をとっており、わからないことや、不安に感じることはペアの先輩に相談することができます。そのため安心して看護ができ、アセスメントをペアの先輩に確認してもらうことで日々学びとして吸収し、知識を深めることができます。
循環器センターとしての一角を担っており、ほぼ全ての患者さんがモニター管理をしています。最初はなかなか読めなかった心電図も、患者の変化を早期発見するために2時間ごとにモニター確認しているため、自然と読解力がついたように感じています。術後の患者さんには、異常の早期発見、早期離床に努め術後合併症が起こらないように援助しています。
循環器疾患は、生命に直結することが多く、緊急性も高い患者さんが多いです。不安を感じることもありますが、先輩方の丁寧な指導のもと、日々看護に取り組んでいます。
私たち新生児集中治療部(NICU)では、早産児や超低出生体重児、染色体異常、先天性心疾患などの様々な疾患を抱えた赤ちゃんが入院しています。「後遺症なき救命、あたたかいNICU」を理念として、産科病棟と連携し妊娠期から支援を始めており、ご家族が安心して過ごせるよう、退院支援専門看護師や臨床心理士、保育士などの多職種と協力して、赤ちゃんとご家族の環境を整えています。
高度医療が必要な赤ちゃんにとって、優しい看護・環境が提供できるように、私たち看護師は、定期的にカンファレンスを行っています。また、安全で質の高い看護を提供するために、先輩看護師と一緒に、良きパートナーとして対等な立場で、お互いの特性を活かし協力し合う教育体制を整えています。
看護学生さんへのメッセージ
赤ちゃんは言葉で訴えられない分、その対応に難しさを感じることもありますが、赤ちゃんと家族が笑顔で退院されたときNICU看護のやりがいを感じます。ぜひ、一緒に働きましょう!
赤ちゃんの状態が落ち着けば、NICUからGCUへと移動します。 GCUでは、退院後にご家族が安心して育児ができるように、様々な育児手技を練習します。赤ちゃんが自宅で健やかに過ごせるように、必要な場合は訪問看護師や在宅医、理学療法士などと連携して退院支援を行うこともあります。
GCUのフロアは赤ちゃんに直接ライトが当たらないよう、雲の形をしたライトになっています。柔らかなイメージがあるので、ぜひ写真をみてみてください。また退院後の生活にあわせるため、太陽のリズムにあわせて光の明るさもゆっくりと変化していきます。フロアはオルゴールなどの優しい音楽が流れており、赤ちゃんやご家族にとっても穏やかな時間を過ごすことができます。
医療スタッフがワンチームで赤ちゃんに治療や看護を行っています。入院中の赤ちゃん達やご家族へ、少しでも笑顔を届けられるよう、スタッフ達も一緒にがんばっていきます。
総合周産期母子医療センターとしてMFICU(母体胎児集中治療室)6床と一般病床の産科34床があります。
総合周産期の役割として、県内各地の病院から母体搬送を受け入れ、県内の最後の砦として、日々、医療・助産・看護に尽力しています。医師、助産師、看護師、薬剤師など様々な職種が産科チームとして一丸となって、お母さんと赤ちゃんのために、安心と安全な質の高い医療を提供しています。
出産は大きなイベントですが、子どもを育てる、家族をつくる通過点です。母子、親子の出発点を支え、より良い育児のスタートになるよう、母子に寄り添い、家族が自らの足で歩める支援を大切にしています。