
第48回日本赤十字リハビリテーション協会学術集会
学術集会長 細江 浩典
(日本赤十字社愛知医療センター名古屋第二病院 医療技術部技師長)
この度,第48回日本赤十字リハビリテーション協会学術集会の会長を拝命いたしました日本赤十字社愛知医療センター名古屋第二病院医療技術部リハビリテーション科の細江浩典でございます.
未だ新型コロナウイルス感染症は終息を迎えず今後の展開は不透明ですが,2021(令和3)年11月20日(土),21日(日) 2022(令和4)年2月26日(土),27日(日)の2日間,日本赤十字社愛知医療センター名古屋第二病院におきまして集合形式を基本とし,Web形式またはハイブリッド形式も視野に入れながら本学術集会を開催いたします.
今回,テーマを「健康寿命延伸のために私たちがやらなければならないこと」としました.我が国は医療の進歩と,世界に類を見ない医療保険制度に支えられ,世界一の長寿国となりました.しかし,その反面,急速な超高齢社会の到来とともに長期療養者,要支援・要介護者の激増という問題が生じてきております.これまでの医療は「早期発見・早期治療」を重要視しており,「疾病予防」,「健康増進活動」そして「介護予防」が副次的な側面として認識されていた点は否めません.しかし2000年にWHOから「健康寿命」の概念が提唱され,「メタボリックシンドローム」に続き「ロコモティブシンドローム」,「サルコペニア」そして「フレイル」が着目されるようになり,要支援・要介護状態で生きるのではなく人間らしく誇りを持って生きる,つまり「生活の質(QOL)」の向上が重要視されるようになってまいりました.そこで,本学術集会では,地域に暮らす人々の幸せに結びつくために,我々リハビリテーション関連職種に“何ができて”,リハビリテーション関連職種は“何をすべきなのか”を「健康寿命の延伸」という観点から考える場になればと考えております.当日のプログラムは,一般演題のほか特別講演を予定しております.また,従来口演発表のみであった一般演題にポスターセッションを設けより多くの方々に発表していただこうと考えております.
本学術集会は「リハビリテーション医療に関する研究及びその臨床応用を図り国民の健康福祉の増進に寄与する」ために,広く「リハビリテーション医療」に関し,様々な視点から議論することで「リハビリテーション医療」の質の向上に役立つ場を提供することを目的としています.
日本赤十字社に勤務されるリハビリテーション医療に関わる皆さま,どうぞ本学術集会にご参加して熱心にご討論いただき,また空いたお時間には名古屋の町を散策していただくなど,充実した時間を堪能していただければ幸いです.
ぜひとも,皆さまお誘い合わせの上,多数ご参加いただきますよう心よりお願い申し上げます.
第48回 日本赤十字リハビリテーション協会学術集会
会期,会場,開催形式変更および病院名改称について
はじめに,新型コロナウィルス感染症 (COVID-19) にてお亡くなりになられた皆さまのご冥福をお祈りし,ご遺族の方々に心よりお悔やみ申し上げますとともに,現在治療中の皆さまの一日も早いご快復をお祈り申し上げます.また,医療および介護に日々奮闘されている関係者の皆さまに感謝するとともに敬意を表します.
さて,「第48回日本赤十字リハビリテーション協会学術集会」を現地開催するために準備を進めて参りましたが,2021年11月20日,21日までのCOVID-19の収束は困難であると判断し,会期を2022年2月26日(土),27日(日)に延期することといたしました.加えて,参加者の密集および密接を解消するためにメイン会場を日本赤十字社愛知医療センター名古屋第二病院「研修ホール」から,同一敷地内でより多くの,そしてより広い会場が確保できる「日赤愛知災害管理センター棟」に変更いたします.また,現地開催が可能になった場合でもWebでより多くの会員が参加できるようハイブリッド形式での開催にいたします.
しかし,残念ながら会期を延期してもCOVID-19の収束が得られず,皆さまが一堂に集い意見を交換することは困難であると判断された場合は,Web単独開催といたします.その際の参加方法や発表形式につきましては今後検討いたします.まだまだ予断を許さないCOVID-19への対応にご多忙のことと存じますが,感染者や自粛時のロコモティブシンドロ-ム,フレイル,サルコペニア予防等,身体機能の維持などについても考えていければと思っております.会員皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます.
なお,令和3年7月に名古屋第二赤十字病院は,日本赤十字社愛知医療センター名古屋第二病院に改称されました.
令和3年7月吉日
第48回日本赤十字リハビリテーション協会学術集会
学術集会長 細江 浩典
会 議 名:第48回 日本赤十字リハビリテーション協会学術集会
The 48th Annual Meeting of Japanese Red Cross Rehabilitation Association
(JRCRA 2021)
主 催:日本赤十字リハビリテーション協会
学術集会長:細江 浩典(日本赤十字社愛知医療センター名古屋第二病院 医療技術部技師長)
準備委員長:永田 英貴(日本赤十字社愛知医療センター名古屋第二病院 内部障害理学療法課長)
会 期:令和3 (2021) 年11月20日(土)~ 21日(日)
令和4 (2022) 年 2月26日(土)~ 27日(日)
テ ー マ:健康寿命延伸のために 私たちがやらなければならいこと
会 場:日本赤十字社愛知医療センター名古屋第二病院 日赤愛知災害管理センター棟
名古屋市昭和区妙見町2番地の9
大会事務局:〒466-8650 名古屋市昭和区妙見町2番地の9
日本赤十字社愛知医療センター名古屋第二病院 医療技術部リハビリテーション科
E-mail:48jrcra2021@nagoya2.jrc.or.jp
n2rch.reha@gmail.com (事務局メールアドレスを変更いたしました)
TEL :052-832-5371(ダイヤルイン)
FAX :052-832-1130
担当 :永田 英貴,寺島 有希子