①資格取得者へのインタビュー
Q1:どの時期に何の資格を取得したか教えてください。
A1:入職2年目に緊急臨床検査士と二級臨床検査士(微生物)を取得し、4年目に二級臨床検査士(血液)、7年目に認定血液検査技師、日本サイトメトリー技術者、8年目に細胞治療認定管理師をそれぞれ取得しました。
Q2:認定血液検査技師とはどのような資格ですか?
A2:認定血液検査技師・認定骨髄検査技師制度協議会の試験の合格基準を満たした技師に与えられる資格です。血液検査業務歴3年以上、日本検査血液学会所属歴2年以上、学術論文、学会発表等の業績発表、学会、研修会参加による血液検査技師申請の資格審 査基準の必要な単位を取得していることが受験条件の試験です。
Q3:なぜ認定血液検査技師を取得しようと思ったのですか?
A3:血液検査に従事している中で、血液に出現する異常細胞を見逃さない、凝固検査の結果から患者様に潜んでいる疾患を考え、臨床へ追加検査等のアドバイスができるようになるために勉強したいと考えたときに、この認定資格の存在を知ったからです。
Q4:仕事をしながらの資格試験の勉強は大変ではなかったですか?
A4:仕事では機器の入れ替えがあり、家庭では育児も重なりとても大変でした。朝早く起きて勉強する時間を捻出していました。当時は辛いなと思う時もありましたが、今となっては早起きの習慣が身についたり、課題を計画的かつ効率的に取り組むことができるようになり、良い経験だった感じています。
Q5:資格を取得して業務にどのように役立っていますか?
A5:現在、生化学検査で勤務しており、血液塗抹標本を見る機会は多くありませんが、試験勉強で血液疾患や治療で検査データがどのように変動するかを学んだことを活かして、生化学検査の結果を確認しています。違う分野の資格でも日常業務に役に立っていることを実感しています。また、自身の経験を後輩技師へ伝えることで成長を促しています。教育学術委員会の協力もあり、資格取得や学術活動への支援が充実したキャリア安全性がとても高い職場であると感じています。
Q6:今後取得したい資格はありますか?
A6:今後は生化学の認定制度である、認定臨床化学・免疫化学精度保証管理検査技師にチャレンジしたいと思っています。
②キャリア形成の年表