前回の妊娠で妊娠高血圧症候群と診断された方は、次回妊娠でも再発するリスクが高いことが知られています。
報告によって異なりますが、一般妊婦と比較して約5~8倍程度リスクが高く、特に妊娠高血圧症候群が「重症」や「早発型」であった方は再発率が20~40%に達することもあります。

妊娠高血圧症候群は単なる血圧上昇ではありません。
・脳出血
・けいれん(子癇)
・HELLP症候群
・胎盤早期剥離
・胎児発育不全
・早産
など、母児双方の生命にかかわる重篤な合併症につながることがあります。
近年では、世界的なガイドラインにおいて、ハイリスク妊婦に対する低用量アスピリン療法が推奨されています。世界的には低用量アスピリンにより妊娠高血圧症候群の再発を減らせることが示されています。
まだ国内では一般診療とはなっていない予防法ですが、「当院では必要な方には低用量アスピリン予防的治療をご提案」しています。
・前回妊娠で「妊娠高血圧症候群」と診断された方
・特に、妊娠高血圧症候群が理由で34週未満に早産となった方
はぜひご相談ください。
お母さんの血圧を守ることは、赤ちゃんの未来を守ることにもつながります。
妊婦さんご本人、そして大切な赤ちゃんの為に、私たち総合周産期母子医療センターチームがお手伝いいたします。