お産は一生に何回もあるものではありません。当院では、ハイリスクの妊婦さんや、ローリスクの妊婦さんも、その人にとって、その人らしい出産ができるようにサポートいたします。経膣分娩も帝王切開も同じお産です。母子ともに安心・安全な出産を目指し、大切な新しい「いのち」を育んでいきます。生命誕生の日、それは、産婦にとって、最も危険で最も幸せな一日です。妊娠出産は、時には、リスクと隣合わせの部分もあります。当院では、総合周産期母子医療センターとして、MFICU(母体胎児集中治療室)やNICU(新生児集中治療室)を備え、緊急時も24時間対応しております。 外来から入院、1ヶ月健診へと産科チームと保健センターなど、地域と連携しながら、その人にとっての出産育児がよりよいものになるように、一人ひとりに合わせてサポートいたします。不安なことやご心配なことがあれば、ぜひご相談ください。
・分娩制限はしておりません。
20週までに受診をし、分娩予約をお取りください。
・リスクの少ない分娩(ローリスク)、里帰り分娩も受け入れております。
・ハイリスク分娩の方は週数に関わらず受け入れをしています。
・初診時に紹介状がなくても受診は可能ですが、他施設に受診している方は紹介状をお持ちください。
・予約センター(052-832-1489/平日9時~16時30分)で予約をお取りください。
・詳しくは「当院で分娩を希望される方へ」をご覧ください。
リスクの少ない妊婦さんが、自宅や職場近くの連携している産科施設で妊婦健診を受け、出産を当院で行うというシステムです。現在、約半数近くの方が利用しています。
緊急時は、連携施設に通院している妊婦さんは診療時間内であれば連携施設に連絡していただき、連携施設の指示に従ってください。
妊娠リスクスコアをチェックしてみる▶︎ |
妊婦さんが快適に妊娠中の生活を過ごし、安心して分娩に望めるように助産師がお話を伺います。34週頃にはバースプランをお渡しし、お産についてお話をします。些細なことでもかまいません。お気軽にご相談ください。
時期 | 12週頃/34週頃 |
料金 | 無料 |
※上記以外の時期にご相談希望の方は、診察時にお申し出ください。
助産師が行う「妊婦健診」「産後健診」のことをいいます。完全予約制のため、ご家族の方も一緒にゆっくりと健診を受けることができます。一人ひとりの生活リズムやからだの状態に合わせたお話を個別で行います。
時期 | 28週〜40週/産後2週間/産後1ヶ月 |
時間枠 | 月〜金 9時〜15時(1人30分) |
料金 | 妊婦健診料(補助券使用可)+希望の方は超音波検査料 |
※ご希望の方は医師の診察時にお申し出ください。
乳腺炎や分泌不足・搾乳・卒乳相談などの乳房ケアを行います。重症な乳腺炎の診察(切開など)も医師とともに対応しております。
日時 | 月〜金 14時/14時30分/15時 ※緊急時は午前中でも対応可能です。 |
料金 | 4000円+税 乳腺炎は保険対象の場合もあります |
持ち物 | フェイスタオル2枚 |
予約方法 | 832-1121 産婦人科外来 |
緊急で受診希望の方は、お電話でご相談ください。
授乳がうまくできない・授乳内容についてのご相談・育児相談・赤ちゃんの体重測定などを行っています。
入院中に予約することもできます。
日時 | 月〜金 午後 |
料金 | 2500円(30分) |
予約方法 | 832-1121 産婦人科外来 |
たんぽぽ外来では、不妊治療認定看護師が、様々な性の悩みに対して情報提供し、問題解決のお手伝いをさせていただきたいと思って活動しています。
たとえば、
「赤ちゃんがほしいのになかなか授からない」
「自分の気持ちを聞いてほしい」
「治療を始めた方がいいのか、悩んでいる」
「不妊検査・治療について教えてほしい」などです。
プライバシーが守られる部屋でゆったりとあなたのお悩みを伺います。
たんぽぽ外来は予約制となっていますのでまずはお電話ください。
産科病棟は1病棟4階東です。
陣痛・破水の場合は、まずは病棟(052-832-1125)にご連絡ください。
救急外来の出入り口をご利用ください。
予定の帝王切開入院は、帝王切開の前日の午後になります。
ディルーム | 季節のお祝い膳 |
陣痛室(大部屋・3人床) | 分娩室(個室) |
大部屋(4人床) | 個室(洗面・トイレ) |
産科病棟は、妊産褥婦さんと新生児の管理をしております。感染予防と保護育成のため、面会時間の厳守をおねがいします。特に産褥入院中の長時間の面会は控えてください。
平日 | 午後3時〜午後7時 |
土・日曜・祝祭日 | 午後1時〜午後7時 |
面会される方はナースステーションにお申し出ください。
下半身麻酔の一種である硬膜外麻酔を用いて産痛を和らげながら行うお産です。欧米では一般的に行われており、妊婦さんの負担軽減が大きなメリットとなります。
麻酔はすべて麻酔科医が行うため、安全で質の高い硬膜外麻酔(無痛)分娩が可能です。
妊婦さんの背中から細い管(カテーテル)を硬膜外腔に入れて、そこから鎮痛薬を注入することで意識を保ったまま産痛緩和を行います。
また、産痛の緩和だけでなく、産後の処置の際の痛みも緩和することができます。
原則計画分娩となるため、日時を決めて子宮収縮薬等を使用した誘発分娩を行います。
あらかじめカテーテルを留置しておいて、産痛が強くなったら薬剤投与を開始します。
硬膜外麻酔を使用しない場合に比べて、分娩時間がやや長くなる傾向にあります。
また、吸引分娩等の器械分娩が必要となる頻度が少し上昇すると言われています。
通常の分娩料金に加えて、麻酔料金として10万円を加算します。
麻酔料金は、硬膜外麻酔を開始した時点で発生します。麻酔時間の長さや効果で麻酔料金は変わりません(一律料金)。
硬膜外分娩(麻酔科)の説明・同意書
硬膜外分娩(産科)の説明・同意書
JALA(無痛分娩関係学会・団体連絡協議会)で当院が公開している情報
※妊婦さん個人の状態に応じて硬膜外分娩を提供できない場合もあります。ご興味のある方はお気軽に外来担当医にご相談ください。
医師は立ち会わず、経験豊かな助産師が、妊婦さん自身の力を生かし、自然なお産をサポートいたします。
妊娠中から産後まで、継続的にケアします。
いつでも医師が対応できる環境であり、安心して出産に臨むことが出来ます。
対象となる方 ①妊娠リスクスコアが0〜1点 ②妊婦さんとご家族の希望がある ③34週の健診において、医師の許可がある。 ④37週0日〜40週6日の間にお産になる方 |
会陰切開などの医療行為は行わないため、妊娠中からしっかりと体づくりを行い、自分で産むという気持ちで臨みましょう。ご希望の方は外来診察時にお申し出ください。
基本入院分娩料 (経膣分娩・帝王切開) |
費用:約60万円 | お薬などの医療保険分は別途 ※個室料金を除く。 |
妊婦の方がご加入さている医療保険者に、当院が妊婦の方に変わって出産育児一時金を請求いたします。手続きについて手数料はいただきません。
分娩費用は、入院費用合計より42万円を差し引いた金額の請求になります。
1. 申し込み用紙は、12〜13週頃にお渡しします。
2. 帝王切開など高額な保健診療が必要とわかった方は、早めに加入されている医療保険者に「限度額適用認定証」を申請し、受付にご呈示ください。
個室を利用される場合、お産の費用とは別に費用が必要になります。
数に限りがありますが、希望をお伝えください。順番にご案内させていただきます。
お部屋の写真は入院のご案内のページをご覧ください。
部屋の種類と特徴 | 費用(税込) | |
大部屋 | 4人床 共同の洗面 | 無料 |
個室 | 洗面 | 10,450円 |
洗面・トイレ | 13,750円 | |
洗面・トイレ・シャワー | 20,900円 |
・妊娠中の生活や、おっぱいのケア、育児やお産の話、多胎教室も開催しています!
・参加費無料ですので、ぜひご家族でご参加ください。
妊娠 | 妊娠中の生理・生活/産科医からのお話 妊娠中の栄養について/赤ちゃんの発育 |
分娩① (経膣分娩) |
分娩のはじまり/入院のタイミング 分娩経過と呼吸法/入院中の生活について |
分娩② (帝王切開) |
帝王切開について/入院してから手術の流れ 入院中の過ごし方について |
分娩③ (経膣分娩・経産婦さん対象) |
分娩のはじまり/入院のタイミング 上の子との関わり方について |
育児 | 赤ちゃんの生理/認定看護師から事故防止のお話 実践:抱き方・おむつ交換・更衣・授乳姿勢 |
双胎学級 | 妊娠中の生理・生活/帝王切開について 双胎の赤ちゃんとの過ごし方 実践:抱き方・おむつ交換・更衣・授乳姿勢 |
入院中のサポート |
産後はお母さんの体調を見ながら、授乳や育児のサポートをいたします。
経膣分娩の方は、分娩直後から授乳をしたり、赤ちゃんと一緒に過ごします。
体調に合わせて、分娩翌日から母児同室をします。
帝王切開の方もお産当日から授乳を始めます。
産後3日目から母子同室を実施して育児に慣れていきましょう。
母子同室は、経膣分娩・帝王切開ともに4日間ありますので、焦る必要はありません。
スタッフとともに赤ちゃんのお世話をしていきましょう。
●母子同室のお話● 赤ちゃんと一緒の1日の過ごし方について お伝えします |
●母乳育児支援● それぞれの赤ちゃんとお母さんの おっぱいに合った授乳支援をします |
●沐浴指導● 赤ちゃんのお風呂(沐浴)を実際に 見てもらいます |
●退院指導● 退院後の赤ちゃんとの生活を見据えた お話しをします |
退院後のサポート |
入院中に心配なことがあれば、退院後も引き続きサポートさせていただいています。
産後2週間健診や母乳外来や育児相談外来にて、ご相談ください。
また、産後ケア入院ご希望の方は、連携している施設の紹介もあります。
保健センターに訪問依頼などの連携も行っています。
退院後、心配なことが出てきたらまずは産科外来(052-832-1121)へお電話ください。
陣痛が始まった、または破水された場合にまずは電話をしていただきます。
来院が決まったら入院の準備をして病院へ向かっていただきます。
スタッフステーションでお名前を伝え、各種書類と母子手帳をお渡しください。
担当の助産師がお部屋までご案内します。
診察をして赤ちゃんモニター(NST)を見て入院が決まります。
入院が決まったらお産セットをお渡しします。
①お産着(持参のものを使用してもOK) ②産褥ショーツ2枚 ③産後骨盤ベルト ④新生児用帽子 ⑤臍帯用桐箱 ⑥NST用ベルト(分娩時に使用します) |
⑦おしりふき2箱 ⑧産後直後パッド ⑨腹帯 ⑩パッドLサイズ2袋 ⑪パッドMサイズ2袋 ⑫パッドSサイズ1袋 |
出産間近になるまで陣痛室で過ごしていきます。
分娩が進むように積極的に動いたり、ゆっくりと休んだりとリラックスして過ごしましょう。
陣痛が強くなり、分娩間近になったらいよいよ分娩室へ移動します。
立ち会い出産希望の方はご主人さんも分娩室の中に付き添って過ごすことができます。
生まれる直前まで陣痛室と同様に過ごしていきます。ご主人さんは腰をさすったり、うちわであおいだり、飲み物を飲ませたり、本人が楽なように協力して過ごしましょう。
ここまで本当によく頑張りました。いよいよ出産です!!おめでとうございます☆
生まれてから2時間は分娩室で過ごします。赤ちゃんは状態が落ち着いたらママのそばで過ごします。
初めての授乳をしたり、パパが赤ちゃんを抱っこしたり、写真を撮ったりしてゆっくりと過ごしてください。