国際医療救援部

当院の国際医療救援の取り組み

部長メッセージ

   国際医療救援部
   部長 杉本 憲治

赤十字は、国際的なネットワークを活かし、共通の理念のもとに国境を越えて人道的な支援を行っています。日本赤十字社も国際活動に貢献すべく、 赤十字国際委員会(ICRC)、国際赤十字・赤新月社連盟、各国赤十字社などを通じて物資の援助や要員の派遣を行ってきました。
日本赤十字社愛知医療センター名古屋第二病院国際医療救援部はその国際活動における人的貢献策の一環として、2001年4月に設立され、病院全体として国際医療活動に協力することを使命としています。これまでに紛争地域における医療救援、地震などの自然災害救援とその後の復興支援、開発途上国の基礎保健事業、難民キャンプの支援などさまざまな活動に当院の職員を派遣してきました。また国際救援・開発協力要員の人材育成や人材確保にも力を入れ、各種研修や情報の発信なども行っています。これからも赤十字の原則をもとに世界の人たちに貢献できる病院であるべく努力を重ねていきたいと思っています。

国際医療救援拠点病院とは

海外での医療救援活動に迅速に対応するため、5カ所の赤十字病院が緊急救援の体制を整え、日頃から人材の育成に努めています。日本赤十字社は、これらの国際医療救援拠点病院を中心に、国内91カ所にある赤十字病院のスケールメリットを活かして、海外での災害や紛争地での医療救援活動などを行っています。

当院は国際医療救援拠点病院のひとつとして活動しています。

国際医療救援部について

国際医療拠点病院としての役割を遂行するために、国際医療救援部があります。当部は医師、看護師、臨床工学技士、放射線技師、事務職等多職種で構成され、院内外において様々な活動をしています。

人材育成
赤十字の国際医療救援・開発協力要員と活動できる人材育成として、各種の研修や教育支援を企画しています。

派遣
大規模災害や感染症アウトブレイクなど、緊急救援時に即時に人材を派遣できる体制及び備品の管理もしています。また紛争地域や復興支援等にも要員を派遣しています。

赤十字活動の広報
赤十字の国内外での活動を、職員をはじめ地域の方々に関心をもっていただけるように院内での活動報告をするとともに、小・中・高・大学等に出向いて講演活動も行っています。
講師料は不要です。