がん患者における神経ブロック

難治性がん性疼痛に対する神経ブロック

当院のペインクリニックでは、難治性の神経障害性疼痛に対し超音波ガイド下の神経ブロック療法、透視下の神経ブロック療法を中心に、薬物療法も併用しQOLを重視した治療を行っています。ペインクリニックの技術、治療法を積極的に適用し、緩和ケアにおいても中心的役割を果たしています。
他の医療施設からの紹介受診を受けており、病診連携を通じてくも膜下腔ポート造設による疼痛コントロールなど、難治性がん性疼痛における神経ブロック治療を目的とした入院も受けています。
紹介患者さんの治療に関しては、地域医療連携室よりご予約ください。
それぞれの治療の適応については、麻酔科/緩和ケア医が診察のうえ、判断します。

治療実績

 神経ブロック 2017年 2018年 2019年 2020年 2021年
透視化三叉神経ブロック  3 0 2 5 5
内臓神経ブロック(神経破壊) 2 3 2 2 3
腰部交換神経節ブロック(神経破壊) 2 0 1 0 0
くも膜下ポート 0 0 4 0 1
脊髄刺激療法 0 1 2 3 0
硬膜外ブロック 67 120 125 70 119
神経根ブロック 44 60 79 73 66
 三叉神経末梢枝ブロック 15 24 3 20 8