泌尿器科では、これまでに前立腺癌および腎癌に対して600例以上のロボット支援下手術を施行してきた経験を活かして、2018年4月に保険適用が認められた膀胱癌に対するロボット手術も早期から導入し、2019年3月に特掲診療料の施設基準を取得しました。
膀胱がんの手術では、膀胱の摘出後、小腸の一部を切除し尿管に繋ぐなど、尿の通り道を再建(尿路変更)する必要があります。これを、腹腔内で行うことは技術的に難しく、ロボットで膀胱を摘出したのちに開腹して再建を行っている施設が多いのが現状です。当科では積極的にダヴィンチを活用して腹腔内で再建を行うことで、傷の縮小、早期回復に繋げています。